「あら、あなた居たの?」 その声に、目に当てていた氷を落としてしまいそうなほど私の肩ばビクついて 何でこんな時間にいるの…仕事じゃないの? この女がまるで私をゴミみたいに見るのが振り返らなくても分かる。 けど私は何も言えない。そもそも言う資格なんてないし、何かを刃向かおうだなんて思わない。 ただ私はここから居なくなれば良いだけ リビングから早く出れば良いだけの話だ。