頭がクラクラする。 立っているのか精一杯で 自分が息をしているのかも分からない。 もしかしたら息をしていないかもしれない、 自分が今 生きてるのか死んでるのかさえも分からない感覚。 いや、もしかしたら目を開けたまま死んでいるのかもしれない 右手に被さる温もりだけが私の意識を集中させていて レツだけが私の視界を捕らえている。