「一年前からです」 それに冷静に答えるレツは何だか凄く大人に見えた。 「……てくれ…」 少しの間の後聞こえてきたお父さんの声はあまりに小さくて、 だけど 「私はジュンの幸せを誰よりも願ってる。幸せにしてやってくれ」 なに……言ってるの…… どうして私をいらないと思ってるはずのお父さんが…… 私の幸せを願ってるの…… 唖然と立ちつくす私の目の前で、お父さんがレツに頭を下げていた。