もしかして私達に終わりが来るんじゃないかと…父と母のように一時の愛で終わるんじゃないかと、


だから………


私に声をかけたハルマと同時に立ち上がるレツに、立ち上がるくせに私を送ってくれないレツに



無性なほどに切なさが込み上げた。



「また明日な、ジュン」

「…………」


レツが分からない。
一体今何を考え何を思っているのか


何をして何をその先に見ているのか………。



「うん…」


だけどそれを言葉に出来ない私はどこまでも臆病で弱い。


「ねぇ、ハルマ……」


こうしてハルマと二人っきりになってからしか聞き出せない私は、どうしようもなく弱い