でもそんなの時すでに遅し………。 「ジュンに随分ふざけた事言ってくれたみてぇだな」 「ふざけた事…か」 「しらばっくれてんじゃねぇよ!!」 レツの怒りはマックスボルテージだ。 私はどうする事もできず、ただオロオロとリビングの入口で立ちすくんでいると 「あら?レツどうしたの?」 台所の方からだろうか、レツの怒鳴り声を聞きつけたお母様がパタパタとスリッパを鳴らしてテーブルに近付く。 でもレツはそんなの無視で、眼中にも入っていなくて言葉を続ける