私の大きな声に、倉庫中の視線が私達二人に集まる。 その中にはもちろんバイクをいじってるツカサと、メンバーと雑談しているハルマもいる レツは今だ怒りオーラ全開のまま私を引きずって歩いていて、 私はツカサとハルマを交互に見ると 「レツを止めてー!!!」 大きな声で叫んだ。 けどそんな叫んでいる間も、レツは足を止める事なく 倉庫の入口に止めてある、あのピカピカ車の助手席に私を押し込んだ。