REAL HOPE Ⅳ




私の大きな声に、倉庫中の視線が私達二人に集まる。


その中にはもちろんバイクをいじってるツカサと、メンバーと雑談しているハルマもいる


レツは今だ怒りオーラ全開のまま私を引きずって歩いていて、



私はツカサとハルマを交互に見ると



「レツを止めてー!!!」


大きな声で叫んだ。



けどそんな叫んでいる間も、レツは足を止める事なく


倉庫の入口に止めてある、あのピカピカ車の助手席に私を押し込んだ。