「俺といりゃあいい、」 外灯に、月光に。強く光るレツの金のメッシュを久しぶりに見た気がする… 「ずっと俺の側にいりゃあいいだろうが」 久々にこんな近くでレツの顔を見た気がする。 「……なに言って…」 「そうすれば独りになんてなんねぇだろ」 二月の風がパジャマ一枚の私にはすごく寒い。 だけど今は、そんな寒ささえ感じる余裕なんて私にはない