REAL HOPE Ⅳ




いつもレツは私の言葉を聞き逃さない。


どんなに小さくても、どんなに弱々しくても、どんなにちっぽけでも



だからもちろんこの声も届いているわけで



今でも私の声が届いたことが素直に嬉しくて、泣きたくなるぐらい胸が締め付けられて

やっぱり私はレツが好きだと思った。



たとえ私がレツに相応しくないとしても。

邪魔をしてしまう存在だとしても



離れたくても忘れたくても、何もかも私には結局出来なくて…大好きで




「………レツが好きなの…。」