私は指輪とブレスを手に取った。 夜中だから、電気を付けるのも何だと思いオレンジのカーテンを開ける 冬の夜の空は澄んでいて、深い深い紺色が寒さをよりいっそ強くさせてる景色。 月は満月…。その夜月の光にかざす指輪は、あの日のままキラキラと輝いていた。 「……これ……」 光にかざしていた指輪。その内側に何かが書いてあるのに気が付く……