REAL HOPE Ⅳ




私は指輪とブレスを手に取った。



夜中だから、電気を付けるのも何だと思いオレンジのカーテンを開ける



冬の夜の空は澄んでいて、深い深い紺色が寒さをよりいっそ強くさせてる景色。



月は満月…。その夜月の光にかざす指輪は、あの日のままキラキラと輝いていた。



「……これ……」


光にかざしていた指輪。その内側に何かが書いてあるのに気が付く……