「忘れ物ねーか?」 「忘れ物もなにも、そんな荷物ないよ」 私の手には、紙袋一つ。あの日きていた服は血だらけで捨てられたのか 変わりにツカサが新しい服をもってきてくれたので、それを着る事にした。 それにしてもセンスが良い。男のツカサにしては女心を掴んでる服装だ。 「これツカサが買ってきたの?」 「違う。ハルマ」 「ハルマ?」 「おう」 ハルマか!それなら何か納得できるかも。ハルマなら私の趣味とか女心分かってそうだし ツカサならともかく、ハルマならね、うん。納得だ