二日目にはシュウトも来てくれて、私が「守ってくれてありがとう」と言うと 「弱っちくてスイマセン」と申し訳なさそうに笑うから、 弱くなんかないよ。私に安心をくれたのはシュウトなんだよ。って言おうと思ったけど シュウトは照れて誤魔化す気がしたから言わないでおいた。 私の退院はついに明日になった。 父も義理母も もちろんレツも、その間一回もこの病室に来る事はなかった。