「それと、ジュンちゃん家に連絡したんだけど」 ハルマは少しだけ言いにくそうに笑顔を小さく変える。 うん、大丈夫。分かってるから 「仕事が忙しくて来れないらしい……」 元から分かってる。来くわけないって事、 仕事が忙しいだなんて、私のためのハルマの優しい嘘だって事。 本当はただ来たくないだけ、私のために父と義理母はわざわざ来るなんてあり得ないんだから。