朝方だからか、まだ誰も乗っていないエレベーター ゴールドの扉が閉じたのと同時に、私は壁にドンともたれ掛かった。 やっぱり溢れてくる涙 あんなに堪えていたのに…止める事が出来ていたのに… 今はもう止まらない… 最上階からフロントまでのエレベーターの中は、やけに静かで長く感じた。