「消えるのはお前だ。」 始め誰の声か分からなかった。あまりに低いその声に、あまりに冷たいその言葉に…レツの声だと気が付いたのは5秒後ぐらい……――― だけど、 「ハハハハハっ!!!」 行きなり笑いだした男の声への反応は早かった、 ツカサの時は出遅れたけど、今回の私はレツよりも確かに早かった。 だから、レツよりも男の近くにいた私は そのレツに向かって行くソレを。その銀色の物を……… 「ジュンッ!!!」