「公園いかない?????」
うん。
と言って歩きだした。
キーコーキーコー
ブランコの金具を
変えようと思わないのかな…
「てかおまえは何してた?」
ふいに聞かれた。
「え??私?私はあ……誕生日の日に彼氏もいないから町をブラブラと…」
「お前誕生日だったの?????」
結城はびっくりしている。
「うん…でも彼氏いないし……」
「おめでとお!!!!!」
にかっとはにかんで
言われた。
裕也以外に男子から
おめでとおって言われた事ないから嬉しかった。
「あ…ありがとお……」
なんか照れた。
待って?
何?この気持ち。
好き?じゃないけど
初恋に近い気持ち……


