「きゃあ!!笑笑」


彼女がつまずいて

彼氏が助けてあげてた。


彼氏っていいなあ……


実は私は
彼氏をつくった事がない。

誕生日に彼氏とすごしたい
と何度願っただろう……


どすっ!!!!!!


「ったあ!ごめんなさ……」

目の前にいたのは

結城だった。



「あ…ぶつかってごめん。誰かと思った。」



結城も、いや俺も。

とか言ってる。


「ところで結城は何してるの?」

「え?俺?俺はぁ〜……思い出にひたってた。っつうか…」


沙織?


沙織って人の事??

「…………沙織…さん????」

結城は一瞬固まった。



そしてもどって

「…いやっ。」

と平然を装った。