最初らへんは

岩も少なくて

登りやすかった。


「はあ…はあ…」

私は喋る相手も
いないから
無言で上をめざした。

その頃南ちゃんは…


床田が遠いよお…

私こんなに遅かったっけえ?


もうだめ……

目の前が
ぼやけた。


バタン!!