バスで
山の近くまでいく。
そこから
チームごとに
のぼっていく。
「あ〜。空とはなれるの嫌だ〜。」
なんて空くんは嘆く。
そしてバスの
エンジンがきれた。
「はい。到着です。」
うちらの担任は
クール?てか冷めてる。
「はやく降りなさい。」
なんて無表情で
言われると、
ぎゅうぎゅう詰めに
なってでもはやく
降りたくなる。
私達のチームは
私は女子も男子も
ゆう以外仲いい人が
いない。
真面目な人ばっかり。
南ちゃんは
とおくから
私に向かって
ピースしてる。
「小野さん。」
担任に呼ばれた。
「これ。あなたはこのチームのリーダーよ。」
先生は各リーダーに
マップを配っていた。
「ありがとうございます。」
そうやって、山のぼりは
はじまった……――


