車からおりて家に向かう俺達…

沙穂は緊張してる様に見える。


俺ん家はマンションだからなー…


部屋の前で止まったら

『ここ…??』

と、ビックリしてるみたいだった。



「そうだけど??」

平然と答えてるけど

緊張と不安な俺。


沙穂には気づかれないように…


―――――大人げないな…



「入っていいよ」

心なしか、沙穂の肩が

ビクッとした気がした。


『おじゃまします…』

「どーぞ」


―――バタン…


部屋に入った。