そんな1言で、私は立ち直れる。

先生の言葉は、

魔法並みだ。


『先生、また明日!!』

すっかり夜になった。

「あぁ…明日。迎えにいくから」

『はーい』

いつもの返事をして、

私は先生と別れた。



「沙穂ッ!!」

息をきらしながらこっちに向かってくるのは…

さっき別れたばかりの先生。


『…どしたの??』

そんなに急な言なのかな??

「沙穂、明日ホントに家来るのか??」

『えぇ!!自分で来いとか言っといてなにさー…』


相変わらず、先生の考えてることは

分からない…。