久しぶりにみる椎はすごくやつれてみえた。


毛布をそっとかけてやると少し眉を顰め、目をうっすら開けた







「レ…イ?」

「…おかえり。」




「ただ…いま」


頬を涙が濡らす。


レイの細く、長い指がのびてきて涙をすくった


「今は寝ろ。話は後だ」

その言葉を聞いて3秒もたたないうちに椎は眠りについた…