「何で―・・・・」 私は葵の家に来て言葉を失った。 目の前に居るこいつは一体誰だ? 私の記憶が正しければ、今コイツは 病院にいるはず・・・・・ 『ん?早く終わったんだよ。 えらいじゃん。ちゃんと来るとか』 スラッとした長身に、 無造作にセットされた黒い髪。 黒ブチのメガネに、 甘いマスク。 すり違えば誰でも振り向く・・・ そんな美貌を持つ茜先生。