『じゃぁ、行こうか』


・・・・スクバが無いんだけどな・・・



「教室行かなきゃ」


私がそういうと不思議そうな顔をして

首をかしげる葵。

『何で??荷物ならあるわよ??』


葵の手を見ると確かに握られている

奴。


私のカバン。


確信した。

いつ来る?的なこと聞いておきながら

帰る気(つれて帰る気)満々だったんじゃん。



完璧なるアイツの妹・・・葵さまだ。