―――それから、 しばらくして…。 気づけば無意識のうちに、 見ていた。 アイツ…日向を。 オレの視線の先には、 いつも 日向がいた。 それに気付いたときは、 ガラにもなく、 露骨に焦ってしまった。 …………なんでだよ。 なんなんだよ、コレは。 なんで…日向を???? 自問自答しても、 答えはでなくって―…。 だけど、体は正直で…。 日に日に、 視線の先に日向がいる回数が 増えていた。 ―――授業にでる時間が、 増えていた。