「ウソじゃねえよな?」 ―コクンッ 「あぁ。俺らは…下っぱの更に下 だ。総長はもちろん幹部にすら、 会ったことねえよ…」 コイツらが言ってることは おそらく、本当だ。 少しはケンカに慣れていれば、 ここまでダメージは、 受けないハズだから。 そう思い、とりあえず 離してやった。 ―――これ以上は 何も知らないやつに、 用はない。 時間のムダなだけ。