着いたのは、 もうすっかりお馴染みの、 旧館の生徒会室だった。 「恭…????」 「…………」 何も答えてくれない、恭。 「恭?」 「別れよ」 「………………ぇ?」 そう言われた瞬間、 時間が止まった気がした。 ………ううん。違う。 止まった気がしたんじゃない。 確実に今、止まったんだ。 時が、完全に―…。