「恭?おはよ〜…」 声をかけていいのか悪いのか、 イマイチよくわからなくて、 恐る恐る声をかけると…… 「椎。ちょっとイイか?」 恭は、いつもなら、 返してくれる挨拶すら、 返してくれなかった。 「…………ぅん?」 そんな恭を不思議に思いつつも、 断る理由もナイから、 恭の後ろを黙ってついていった。 恭の態度にものすご―く、 違和感を抱えながら。 嫌な予感を抱えながら―…。