【続編、公開しました♪】元最強女総長が恋をした。



「椎……」

不意に呼ばれた、名前。

その声が…なんとも言えない…
悲しい声だった。

「そっか…。悪かったな。無理矢理…」

そう言って、
あたしの体を起こし、
ボタンを一つずつ、
とめていってくれる恭。

…………そのときに見た恭は…。
声だけじゃなくって……。

顔も…悲しそうで。

………同時に、悔しそうで。


これ以上、
見てられなかった。

目をそらしたかった―…。