「やっぱり徹呼んで正解だったな〜
今度なんか奢るよ」

「俺ラーメンがいい、」

「それ、俺がラーメン嫌いなの知っての嫌がらせかオイ!」




見つけた…… 私の君主。
あの人、凄く強い… 私なんかじゃ太刀打ちできないくらいっ 凄く!



―――バシッ





「!!誰っ って……」


「………あ、女」



あまりにもほうけていたせいで
竹刀を掴む手が緩んでしまい、地面に叩きつけるような音で落としてしまった。

もちろん、あの人達に気付かれてしまった





「どうすんだよ……アレ、」




もしかして、アレって私??
ってこの男!黒髪に眼帯って……

独眼竜、伊達政宗に似ているっ!
なにこの歴女が好きなキャラが揃ってるの?!


「べつに害はなさそうだし〜
どうする?徹」


「………」


そういって紅茶色の髪をした男が、君主の方に言うが、ただだんまりとこちらをじっと見ていた。