「はい、ちゃんと持ってね。」

「はーい…。あっ…。」

店員のおばちゃんから上手く
とれなかったアイスは地面に落ちた。

「あららー、もったいない。
 だから言ったでしょ?
 今、新しいの作るわね。」

「すいません…。」

遠くから陽菜の悲しそうな声が聞こえた。

まぁ、新しいの貰えるみたいだし
大丈夫だろ。

また3人で会話を続けた。

しかししばらくして…

「ちょっと、お譲ちゃん大丈夫!?」

バタッ…

俺はアイス屋の方を見た。

すると陽菜が倒れていた。

嫌な予感がする…。

「陽菜ッ!!」

俺は陽菜に駆け寄った。