勘違いしないでよっ



近所のスーパーは、
買いもの時でにぎわっている。

たくさんの主婦の中に
混ざってあたしは
カゴを持ちながら
野菜から見ていく。


父はあたしが家の事を
する事に遠慮を見せるが、
仕事の日にあたしが
夕飯を作る事が分かっているから
何も買ってこない。

それを楽しみに
してくれている事も
あたしには分かっていた。


「シチューでいいかな」


美味しそうなパッケージの
シチューの写真にそそられて
今晩はシチューに決定。


必要な材料を買って
あたしは急いで家に帰った。


そして急いで作り始める。


シチューって結構時間かかるから
早くしないと
父の帰宅時間に間に合わない。


何時に帰ってくるのかは
いつもバラバラなので
分からないが、
8時を過ぎる事は無い。


料理は得意な方で
あたしは容量良く
野菜と肉を切って
シチューを完成させた。