「ひとりが嫌なら 蘭が寝るまで 傍にいるから。な?」 「ちゃんと帰ってくる?」 今にも泣きそうな顔で 俺を見上げる。 こいつはいつもそうだ。 さっきまでからかってたくせに 急に寂しそうな顔をする。 気まぐれなんだ、家の猫は。