ふと時計を見ると11時を回っていた。
まずい!と思って、トイレに行き携帯を開くが着信はなかった。
不思議に思ってよく考えると、両親はニューヨークにいることを思い出した。
“よかったぁー”胸をなで下ろした。
安心して部屋に戻って、しばらく最近の映画の話をしていた。
日付が変わろうという頃、
「そろそろ帰ろうか!」
「はい(ニコッ!)」
二人とも立ち上がり、お店を出た。
「あれっ?お会計・・・」
「大丈夫!終わってるから・・・」
すたすたと行ってしまう。
「えっ?ダメです!おいくらですか?」
「いいって!この前のお礼だから!」
こう言われてしまうとどうしようもない。
「ご馳走様でした!」
素直にご馳走になることにした。
永森さんは、納得したようでご機嫌だ。
