そのまま1時間半が過ぎ・・・
まだ俺の前にも横にも人がいる・・・
「ちょっと、トイレ・・・」
席を外し、入り口へ・・・
トイレを済まし、目的の人物へと近づく。
「あっ、永森さん!」
目的の人物から声をかけられる。
Good Timing!
「ねぇ、小関さんは・・・」
「絢乃ですか?資料が間に合わなかったらしくて、まだ会社です。手伝うって言ったんですけど、いいって・・・」
「そうなんだ・・・」
平静を装ったが、顔に出てしまったような気がする。その証拠に
「永森さん?」
不思議そうな顔でのぞき込まれてしまった。
「ん、ん・・・なんでもないよ!ありがとう!」
その場を離れ、自分の席に戻った。
歓迎会開始から2時間以上が過ぎた頃、
幹事の佐藤が、中締めを宣言する。
二次会に誘われたが、丁重に断ってみんなと別れた。
僕の足は、自然と会社に向かって歩き出した。
