困った・・・
まさか歓迎会とは・・・
とにかく小関くんに連絡しよう・・・
「すまない、金曜日の件なんだが・・・」
「あぁ、絢乃からさっき歓迎会だからって断られた。」
「あ、あ、あ、そうか・・・絢乃さんも第1営業部だったな。
すまない。その歓迎会は黎のためのものらしい」
「そうかぁ、黎君の・・・」
「絢乃には相手が黎君だと言ってないんだが、言っておいた方がいいのではないのか?」
「黎にも絢乃さんだと言ってない。同じ部署にいることだし、へんに意識しても困るしな・・・
この際、見合いまでだまっているか。」
「その方がいいな。」
二人の知らないところで、悪巧みが練られていた。