20分後、何事もなかったような顔をして戻ってきた。 「Thank You! 助かったし、うまかった(笑)」 「どういたしまして。」 「今度、お礼するから!」 「いえ、たいしたことじゃないんで大丈夫ですよ!」 両手を振って断る。 「でもなぁ・・・」 永森さんは、納得いかないようだったが、 「じゃあ、ありがとう!」 「はい(にこっ)」 それからは、何事もなかったように時間が過ぎていった。