「聞いてもいいですか?」
突然話を始めた私に視線が集まる。
「えっと、さっきのお話なんですが、永森さんと私の婚約の話はこれからどうなっていくんですか?」
「絢ちゃん、心配しなくていいのよ!明日お父様が帰って来られたら話をしてくださるはずよ!」
「はい。でも!」
そこでタイミング良く、みちこさんが飲み物を持って入ってきたので、話しは中断してしまった。
うやむやな気持ちを抱えたまま食事が進み、食後の紅茶を飲んでいる。
母は知らん顔で永森さんと談笑。
私は話についていけず、さっきの話を思い出していた。
