ヘッドライトに照らされたと思ったら、我が家の車庫が開き車が入っていく。
母だ・・・
ドアの閉まる音が聞こえ、母がやってきた。
「あら!誰かと思ったら黎さんだったの!?」
永森さんが車から降りた。
「ご無沙汰しております。」
「本当に、お久しぶり。今日は絢乃ちゃんとデートだったの?」
「デートというわけではなかったのですが、
今日永森の役員会で会社にいなかったので、顔を見たかったんですよ。」
「そうだったの。そういえば食事済ませたの?」
「いえ、まだですが・・・」
「だったら、一緒にどう?」
話が不思議な方向に・・・
急いで車から降り
「お母様!永森さんに迷惑だわ!」
「いや、僕なら大丈夫。ご一緒させていただいてよろしいですか?」
「あら嬉しい!何がいいかしら!先に行ってるから、
絢ちゃん、黎さんをご案内してね!」
そう言うと母はさっさと家に入っていった。
残された私たちは車を車庫に入れ、玄関に向かった。
