「お父さんだったの?」
「はい、母に連絡したかったようなんですが、つながらなかったらしくて・・・」
「そうだったんだ。」
「ごめんなさい。」
「あやまることはないよ。とっても残念だったけど。」
「ごめんなさい。」
そう言っている間に、三度抱きしめられた。
「決心が変わらないうちに送っていくよ。」
「えっ?」
「このままいたら、もう帰したくなくなる。」
「帰りたくないって言ったら?」
「えっ?」
抱きしめられる力が強くなった。
「明日、お父さん帰ってくるんだろ?明後日パーティーだし、
このまま帰さなかったら、お父さんにぶっ飛ばされるよ(苦笑)」
「私が殴らせません!」
「来週出かけるんだし、もう少しがまんするよ!」
ごねたい私を小さい子供のようにあやし、車で家まで送ってくれた。
車を降りようとすると呼び止められ、熱いキスをする。
なかなか降りられない。
