ドアを開けると、ソファにちょこんと座った絢乃が見える。
備え付けの電話の受話器を取り、フロントに電話をする。
「コーヒーと・・・紅茶でいい?」
俺の問いかけに笑顔で、
「はい。」
「じゃあ、紅茶を1つ、おねがいします。」
受話器の向こうで復唱するフロントマンに返事をし、受話器を置いた。
そのまま絢乃の隣りに腰を下ろし、抱きしめた。
絢乃の髪に顔を埋めるとバラの香りが鼻孔をくすぐる。
このまま抱き上げ、寝室に行きたい。
抱きしめている手で背中をなでる。
緊張していた絢乃の身体から少しずつ力が抜け、おそるおそる俺の背中に手を回してきた。
それだけで、幸せを感じている俺は変態かも・・・
