さくらさんのニタァーと笑う顔が見えた。

「永森さん?」

「はい。」

顔が熱い。

「良かったじゃない!」

「じゃあ、夜は絢乃におごってもらおう!!何にしようかな(笑)」

「本当にですか?」

「冗談よ!今日はデートだし(笑)」

「なんだ、冗談なんですか?」

「不満?この調子だと、今日の夕方、役員会が終わってから、永森さん会社に来ると思うよ!」

「えっ!?来るんですか?」

「来るんじゃない!って、お昼時間終わるよ!」

「えっ!?」

時計を確認すると、12時53分!

二人同時に立ち上がり、走って会社に戻った。