部屋に戻ると、携帯が点滅している。

取り上げて確認すると、絢乃からのメールだ!

『先ほどは、ごちそうさまでした。とても楽しい時間を過ごすことができました。

ありがとうございました。

日曜日のお昼に我が家でガーデンパーティをするのですが、

両親が黎さんをお呼びしてというのですが、ご都合いかがですか?』

えっ!?日曜日?来週は絢乃と出かけるつもりだから、その前に挨拶しておくべきかな・・・

特別予定があるわけではないし・・・

返信ボタンを押す。

『大丈夫だよ!行かせてもらいます。と伝えて!

絢乃、大好きだよ!!おやすみ!』

と打ち、送信ボタンを押そうとして気がついた。

あっ!と、絢乃に明日は会社に行かないことを言ってないや・・・

『明日は役員会で一日、本社にいるから残念だけど絢乃の顔が見られないや。』

と書き加えた。

自分で書き込んでいて、明日絢乃に会えないことが実感されて落ち込む。

俺ってこんなに絢乃が好きなんだ・・・



送信ボタンを押した。