確かに怖い。いや怖かった・・・。
未だにじいさんの所に行くために、気合いを入れないと負けそうになるし・・・
「父さんは知らないのか?」
「もちろん知ってるわよ!でも教えてくれないと思うわ。」
「・・・ダメで元々、聞いてくるわ。」
兄貴はリビングを出て、父さんの書斎に向かっていった。
「言わないと思うけど、好きにすればいいわ。」
そう言いながらかあさんはソファに座った。
「そんなに気になるのかしら、ねぇ黎ちゃん!」
「俺に振るなよ!」
「いいじゃない!それより絢乃さんとうまくいってるの?」
「あぁ・・・今日、一緒にご飯食べてきた。」
「そう!良かったわ。実はお父様と心配してたの!」
「なにを?」
「だって黎ちゃんは、気に入らなかったら断固として受け入れないでしょ!」
「まぁな・・・」
確かに、絢乃だって知らなくて、婚約破棄しそうになったしな・・・
