ある日突然...





「いただきます。」

そう言って2皿目に突入。

イチゴのムースも酸味がきいて最高においしい!

あとで作り方教わろうかな。

ボールいっぱいに作ったムースをほおばるって夢かも!

小学生の頃、やってみたくてお母様にお願いしたら

「おなかをこわすからダメよ!」

って、シェフにも言い渡して作れなかったんだ。

悲しくて泣いたっけ。

思い出しちゃった・・・


「どうした?」

「えっ?」

「いままで嬉しそうに食べていたのに、不味かったのか?』

「えっ?そんなはずはない!」

円城寺さんが私の顔を覗き込む。

「おまえ、絢乃に近づきすぎ!」

永森さんが円城寺さんのコックコートをつかんで私から遠ざける。

「ち、違うんです。小さい頃のことを思い出したんです。」

「どんなことを思い出したの?」

円城寺さんが興味深そうに聞いてきた。

永森さんも私を見つめているし、どうしよう・・・




しばらく沈黙が流れたが、意を決してイチゴムースの話をした。