車に乗り家に向かう。そこで母に来週末の話をしてみることにした。
「お母様、来週末なんですけど、お泊まりで出かけていいですか?」
「あら!どうしたの?」
「実は・・・永森さんに誘われたんです。」
「えっ?」
「やっぱり、ダメですよね・・・」
「絢ちゃんはどうしたいの?」
「行きたいとは思うんですが、心の準備ができてないんです。」
「ん〜、絢ちゃんが行きたいって言うんだったら、行ってきなさいだし、まだダメだって思うんだったら止めなさい。」
「はい。」
「絢ちゃんも、もう大人なんだから行ったら何が起こるか分かってるんでしょ?」
「はい。」
「だったら、よく考えて行動しなさい。お母さんは反対しないわ!」
母は笑って、私の頭をやさしくなでてくれた。
家に着いて部屋に入り考える。母もさくらさんも反対しない。あとは私の気持ちだけ・・・
考えながらゆっくりとお風呂に入った。