ある日突然...





おそるおそる、

「もしもし・・・お電話いただいたようなのですが・・・」

すると、

「絢乃?あ、ごめん永森だけど・・・」

「永森さん?」

「今日、帰り会えなかったから・・・それに、来週の土日の話の返事もらってなかったし・・・」

「永森さん、返事を明日の夜まで待ってもらえますか?」

「えっ?いいけど。」

「すみません。明日母がニューヨークから帰ってくるので、聞いてみます。」

「いい返事がもらえることを祈るよ!」

「・・・はい。」

「じゃあ、おやすみ!」

「おやすみなさい。」

電話を切り、Yes!と即答できないでいる自分に落ち込む。どうしたらいいんだろう。

ぼぉーっと考えながら、お風呂に入り布団に入った。

考えすぎているのか、なかなか眠れない。部屋に備え付けられている冷蔵庫からミネラルウォーターを出し、半分一気飲み。サイドテーブルに置きベットに寝ころぶ。目を閉じ、しばらくすると深く眠りに入っていった。