永森さんが突然、
「なぁ!今日ここに泊まらない?」
「えっ?」
お泊まりの準備をしてきてないし、まず、心の準備ができてませんって!
「イヤなら無理強いしない。」
「そんなんじゃないんです!ただ・・・心の準備が・・・」
「そんなもんいらないよ!」
永森さんは立ち上がって私を抱き上げ、隣にある寝室に連れて行く。私は目をギュッと瞑っていた。
そぉーっとベッドの上に降ろされる。
そのまま私の上に永森さんが被さってキスをされた。昨日のキスよりも力強くて長かった。
息が続かず口を開くと、待ってましたとばかりに永森さんのコーヒーの香りが口の中に広がる。
永森さんの、口の中を丹念に探るようなキス。
「アッ・・・」
小さな吐息が漏れる。なおも執拗なキス。頭が真っ白になる。
口の中を探っていた唇が、左の首筋に移動する。首筋も丹念に舐められる。耳たぶを甘噛みされ、さらに声が漏れる。
永森さんの手が、私のブラウスのボタンをはずしていく。恥ずかしくてされるがまま。
