私の手を取り、 「絢乃って呼んで良い?」 「はい。」 「よし!」 永森さんは、小さくガッツポーズをしてから話し始めた。 「今日の昼過ぎに、じいさまに好きな人ができたから婚約を破棄したいって言いに行ったんだ。じいさまは会ってからでも遅くないって言って、無理矢理連れて行かれた。行ったら小関・・・じゃない・・・絢乃が来たって訳。マジびっくりした。」 私は話を聞いて、永森さん・・・婚約を破棄したいほど好きな人がいるんだ。誰なんだろう・・・そう思うと涙が出てきた。