ある日突然...





俺はやばいくらいドキドキしている。こんなこと初めてかも・・・

「俺には婚約者がいる。と言ってもこの前聞いたばっかりで、名前も顔も知らない。じいさまが勝手に決めた相手だ。それなのに今小関さんを俺のものにしたいという気持ちが押さえきれない。こんな俺は最低だな・・・」

小関さんは俺の腕の中で頭を横に振る。マジかわいい・・・理性が持ちそうにない。

「私は、今まで男性とおつきあいをしたことがないので、どうしたら良いのか分かりません。でも永森さんのことは嫌いじゃないです。むしろ好きだと思います。」

「えっ!?」

今、誰ともつき合ったことがないって言ったよな!で俺のこと好きだと言ったよな!マジ!

思わずうれしさのあまり、抱きしめていた腕をほどき小関さんの肩を持った。小関さんの目を見つめ顔を近づけた。驚いてはいたが拒否されず小関さんは目を閉じた。

唇と唇が触れるだけのキス

子どもみたいなキスだが、今の俺にとっては最高のキスだな!

このままホテルの自分の部屋に連れて帰りたいが、振り袖だし、明日は月曜日。帰さないとまずいよな。

う〜〜〜〜っ!

そんなこんなを考えていると理性が本能に勝ってくれた。ほっとして、小関さんから唇を離す。