「先輩お友達は?」 「さっき少し遅れるかもって連絡あった。だから先乗ってて。」 先輩の言葉に、円香はドアに手をかけた。 「「失礼します。」」 車内はほどよくクーラーが効いていて、とても快適。 あたしたちがクーラーで涼んでいる間に、悠哉先輩の携帯が鳴った。 そして、電話を切った後すぐに助手席の窓をノックされ、悠哉先輩の友達が乗ってきた。